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顔の向き変えや青空への置き換えも思いのまま ~Adobe、「Photoshop Elements 2021」「Premiere Elements 2021」をリリース
5つのガイド付き編集など、多くの機能追加
2020年10月9日 15:49
米Adobeは10月8日(現地時間)、フォトレタッチソフト「Photoshop Elements 2021」と動画編集ソフト「Premiere Elements 2021」をリリースした。この新しいリリースでは、アルバムやキーワードタグ、人、場所、イベントなどでカタログ化したライブラリをバックアップ・リカバリーする機能を追加。ウィザードの案内に従うだけで印象的な編集が可能なガイド付き編集を5つ追加し、両アプリケーションで計83個のモードが利用できるようになった。
新規追加されたガイド付き編集
Perfect Landscapes(Photoshop Elements)
「Adobe Sensei」が空の置換、かすみの除去、不要なオブジェクトの消去を行い、パッとしない風景の写真を壮大なアウトドアシーンに。
オブジェクトの移動、拡大縮小、複製(Photoshop Elements)
オブジェクトを選択して位置やサイズなどを変更するのが、これまで以上に簡単に。ステップバイステップで被写体の気に入らないところを微修正できる。
「Adobe Photoshop Elements 2021」の新機能
「Adobe Photoshop Elements 2021」では、静止画に動きを追加するムービングフォトが導入された。AI技術「Adobe Sensei」により、カメラ(視点)を移動させたアニメーションGIFを作成し、家族や友進を驚かせることができる。“せっかくみんなで記念撮影をしたのに一人だけあらぬ方向を見ていた”といった場合に役立つ顔の傾き調整機能も追加された。
また、“Quote Graphics”と呼ばれる加工機能も便利。プリセットされたテンプレートや多くのカスタマイズ、クールなアニメーションオプションなどを駆使しながら、お気に入りの写真をメッセージ性の高いアートへ加工できる。
「Adobe Premiere Elements 2021」の新機能
一方、「Adobe Premiere Elements 2021」では21の新しい音楽トラックが追加されたほか、動画の被写体やエリアを選択し、動画全体にわたり追跡してエフェクトを簡単に適用できるようになった。動画コンテンツを扱う人の時間を大幅に節約できる機能の1つだ。
また、GPUアクセラレーションの活用によりパフォーマンスも向上した。わざわざ事前にレンダリングしなくても、エフェクトをかけたあとの様子をプレビューしたり、より早くビデオを切り抜いたりできるようになっている。
「Adobe Photoshop Elements 2021」「Premiere Elements 2021」ともに価格は17,800円(税別)。同時購入で割引が得られるバンドル版や、旧バージョンからアップグレードするユーザーのための優待価格も用意されている。