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3Dプラネタリウムソフト「Stellarium」が20年以上の歳月を費やしv1.0へ到達

「Qt 6.0」ベースになったほか、大気の表現がよりリアルに

「Stellarium」v1.22.3

 星座のイラストを星明かりに重ねて表示できる3Dプラネタリウムソフト「Stellarium」の最新版v1.22.3が、10月1日に公開された。20年以上の開発を経て初のv1.0系となる。

 「Stellarium」は、600,000個以上の星(カタログを追加することで1億7700万個以上に拡充することも可能)を表示できるプラネタリウムソフト。40地域以上の星座の文化を切り替えて表示したり、さまざまな天文イベントをシミュレートすることが可能。個人向けの小規模ドームや大規模なドーム施設での投影用の表示にも対応しているほか、望遠鏡の自動制御機能も用意されている。

 最新版では、フレームワークが「Qt 6.0」ベースに更新されたほか、大気をシミュレートする「skylight model」が刷新され、空の色や皆既日蝕時の現象などをよりリアルに再現できる「ShowMySky」ライブラリを選択できるようになった。また、星座の文化も拡充され、新たにサモアの文化が追加されたほか、バビロニア(セレウコス朝)の星座にアートワークが追加されている。

サモアの星座を表示
バビロニア(セレウコス朝)の星座にアートワークが追加

 さらに、[天文計算]ウィンドウの機能も拡充。例えば、皆既日蝕の接触時間を計算する機能や、選択した日蝕が観測できる地域の情報をKMLファイルとしてエクスポートする機能が追加されている。Windows版ではシステムの位置情報サービスを使って現在位置を設定できるようになった。

[天文計算]ウィンドウの機能も拡充

 そのほか、Ocularsでの表示用のプラグインなども更新されている。

 「Stellarium」は、Windows/Mac/Linuxに対応しており、Windows版の対応OSはWindows 7以降で公式サイトのほか、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。オープンソースで開発されており、無料で利用可能だ。

ソフトウェア情報

「Stellarium」Windows版
【著作権者】
Stellarium Developers
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.22.3