ニュース

ブルースクリーンエラーを人為的に発生させるMicrosoft公式ツールがARM64にネイティブ対応

「NotMyFault」v4.21がリリース、Sysinternalsから無償でダウンロード可能

「NotMyFault」で「Surface Pro X」(ARM64)をブルースクリーンエラー(Insider Preview端末のため、色はグリーンになる)にした様子

 人為的にブルースクリーン(BSoD)エラーを発生させられるSysinternalsツール「NotMyFault」(Not My Fault)が9月29日(現地時間)、v4.21へとアップデートされた。現在、公式サイト「sysinternals.com」から無償でダウンロード可能。

 「NotMyFault」は、Windowsシステムのクラッシュ、ハングアップ、カーネルメモリのリークを人為的に発生させるツール。Microsoftの一部門「Windows Sysinternals」で提供されている公式ツールで、デバイスドライバやハードウェアの問題を特定し診断する方法を学ぶのに役立つ。動作不良のシステムでブルースクリーンダンプファイルを生成するといった用途にも使える。

Windowsシステムのクラッシュ、ハングアップ、カーネルメモリのリークを人為的に発生させる。BSoD画面の色を変更することも可能

 v4.21における変更点は、ARM64バイナリが追加されたことだ。「notmyfault64a.exe」というバイナリを利用すれば、ARM64環境で「NotMyFault」をネイティブ動作させることができる。

ARM64バイナリが追加

 なお、「NotMyFault」の実行には管理者権限が必要。実行時に昇格ダイアログ(UAC)が現れる。また、GUI版のほか、CUI版も利用できる。

ソフトウェア情報

「NotMyFault」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.21(22/09/29)