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「Adobe Illustrator」に任意コード実行の脆弱性が2件 ~深刻度は「Critical」

対策版へのアップデートを

同社のセキュリティ情報ページ

 米Adobeは10月18日(現地時間)、セキュリティ情報「ASPB22-56」を公開した。「Adobe Illustrator」に複数の脆弱性があるとして、セキュリティアップデートが提供されている。

 今回修正された脆弱性は、CVE番号ベースで2件。内容は入力検証の不備と範囲外書き込みで、いずれも任意コードの実行につながる恐れがある。深刻度は「Critical」と評価されており、以下のバージョンに影響する。

  • Illustrator 2022:v26.4およびそれ以前のバージョン(Windows/macOS)
  • Illustrator 2021:v25.4.7およびそれ以前のバージョン(Windows/macOS)

 同社は適用優先度を「3」(各自の裁量で適用を推奨)とし、v27.0/v26.5.1への更新を呼び掛けている。

 なお、同社は先週もセキュリティ情報を公開していたが、「Adobe Illustrator」に関しては「Adobe MAX」の開催に合わせる都合上、公表が遅れていたとのこと。