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vCardsの解析処理を改善した「Thunderbird 102.4.1」が公開

セキュリティ修正はアナウンスなし

「Thunderbird」v102.4.1

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.4.1が、10月26日(米国時間)に公開された。本バージョンでは、vCardsの解析処理を改善。不正確な書式の日付を含むなどのエラーを検出し、報告できるようになった。

 そのほかにも、以下の不具合修正や機能改善が施されている。セキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。

  • 右から左へ書く言語へ切り替えたとき、インターフェイスが更新されない
  • メッセージを下書きとして保存して再度開くと、カスタムヘッダーデータが破棄される
  • 「-remote」コマンドライン引数が機能していなかった。「LibreOffice」などのアプリケーション統合に影響がある
  • 一部のSMS-to-emailサービス経由で受信したメッセージで画像が表示されない
  • ニックネームフィールドが設定されたvCardを編集できない
  • 一部の定期的なイベントが初回ロード時にアジェンダから欠落する
  • リモートICSカレンダーのダウンロード要求で、「Accept」ヘッダーが誤って「text/xml」に設定される
  • 30日未満の月の31日に作成された月次イベントが、翌月初めの1~2日後に現れる
  • さまざまなビジュアルとUXの改善

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。