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インテルのWiFi・プロセッサーなどの製品に権限昇格やDoSの恐れ ~2022年11月のIntelセキュリティアドバイザリが公開

最大深刻度は「HIGH」、ファームウェアのアップデートを推奨

Intel Security Center。11月は合計24件のセキュリティアドバイザリが公開

 米Intelは11月8日(現地時間)、同社製品に関する月例の脆弱性情報を公開した。今月は合計24件のセキュリティアドバイザリがリリースされている。

 2022年11月公開のセキュリティアドバイザリでは、一部の「Intel PROSet/Wireless WiFi」や「Intel vPro CSME WiFi」、「Killer WiFi」の不適切な入力検証によりサービス拒否(DoS)を可能にする脆弱性(CVE-2022-26047、CVSSベーススコアは「4.3」)が修正された。

 また、一部の「インテル プロセッサー」のBIOSファームウェアにローカルアクセスを介した権限昇格を有効にする脆弱性(CVE-2022-26006、CVSSベーススコアは「8.2」)も修正されている。

 そのほかにも、CVSS 3.1の基準で4段階中2番目に高い深刻度「HIGH」に該当するのは全24件のうち合計7件(上記のものを含む)。該当する製品でファームウェア・ソフトウェアのアップデートといった同社が推奨する対応策を実施する必要がある。

 各セキュリティアドバイザリの詳細は下記の通り(括弧内はCVE番号ベースの脆弱性件数と最大深刻度)。