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Apple、「iCloud for Windows 14.1」を公開 ~3件の脆弱性に対処

任意コード実行や機密情報漏洩の恐れ

Apple、「iCloud for Windows 14.1」を公開

 米Appleは11月10日(現地時間)、「iCloud for Windows 14.1」を公開した。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

  • CVE-2022-46693:「ImageIO」における入力検証の不備で、範囲外書き込みが発生。細工が施されたファイルを開くと任意のコードが実行される
  • CVE-2022-46692:細工が施されたWebコンテンツを処理すると「Same Origin Policy」をバイパスできてしまう「WebKit」の欠陥
  • CVE-2022-46698:細工が施されたWebコンテンツを処理するとユーザーの機密情報が漏洩することがある「WebKit」の脆弱性

 「iCloud for Windows」は、同社のクラウドストレージ「iCloud」のクライアントアプリ。「エクスプローラー」に「iCloud」を統合して、「iCloud Drive」や「iCloud 写真」へ手軽にアクセスするようにするアプリだ。「iCloud」に保存されたメール・連絡先・カレンダー、ブックマーク、パスワードの同期などが行えるので、iPhoneやiPadを活用しているユーザーは是非インストールしておきたい。

「エクスプローラー」に「iCloud」を統合

 対応OSはWindows 10以降で、現在「Microsoft Store」から無償でダウンロード可能。すでに導入済みの場合は、自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「iTunes」Windows 10/11向けストア版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows 10以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
13.0.156.0(21/11/10)