ニュース

「Microsoft Defender」に削除されたショートカットを修復するスクリプト、v2.0が公開

日本語環境では最新版の利用を推奨

同社のアナウンス

 「Microsoft Defender」がショートカットファイルを削除することがある問題に関し、米Microsoftは1月16日(現地時間)、修復スクリプトのv2.0をリリースした。

 この問題は、「Microsoft Defender」の攻撃面縮小(Attack Surface Reduction:ASR)ルールのうち「OfficeマクロからのWin32 API呼び出しをブロックする」というルールを有効にしている環境で、セキュリティインテリジェンス更新プログラムv1.381.2140.0をインストールすると、誤った検出パターンに一致するショートカットファイル(.lnk)が削除されることがあるというもの。ショートカットファイルから「Microsoft Office」アプリなどを起動できなくなる。

 最新版のセキュリティインテリジェンス更新プログラムでこの問題は解決されているが、すでに削除されてしまったショートカットファイルは手動で復旧するか、同社が提供するPowerShellスクリプト(要管理者権限)で修復する必要がある。

 最新版のv2.0では、ボリュームシャドウコピーサービス(Volume Shadow Copy Service)からの復元を既定で有効化。ボリュームシャドウコピーサービスからお気に入りやデスクトップへURLを復元できる。また、英語環境以外への対応やエラー処理も改善されているという。