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名作デジタル対戦カードゲーム「Duelyst」がオープンソース化 ~一部は無料プレイ可能

カードなどのグラフィックや音声などもクリエイティブコモンズで解放

「Duelyst」

 2020年にサービスを終了した名作デジタル対戦カードゲーム「Duelyst」が、1月11日にオープンソース化されて「OpenDuelyst」プロジェクトとして公開された。現在、各種リソースとプレイ可能なバイナリがGitHubのプロジェクトページからダウンロードできる。

 「Duelyst」は、Counterplay Gamesが開発した手に入れたカードでデッキを組みマナを消費してキャラクターの召喚やスペルを行う、ターン制の対戦カードゲーム。2016年にリリースされ、高い評価を受けていた。

 GitHubのプロジェクトページでは、ゲームのソースコードのほか、カードやプレイ画面のグラフィックやBGMやナレーションの音声といったすべてのリソースが公開されている。ライセンスは「Creative Commons Zero v1.0」で、パブリックドメインとして営利・非営利を問わず、無許可でコピー、配布、改変・翻案などが可能。

 プレイ可能なWindows/Mac/Linux版バイナリも配布されており、ダウンロードして、「PRACTICE」モードや、1ターン内に敵をせん滅する詰将棋風の「SOLO CHALLENGES」モードを実際にプレイすることが可能。Web版も用意されており、「https://staging.duelyst.org/」からモバイル環境でも基本的なプレイを行える。ただし、オンライン対戦に関してはマッチングサーバーが用意されていないようで、編集部ではプレイできなかった。

「PRACTICE」モード
「SOLO CHALLENGES」モード

 同プロジェクトでは「OpenDuelyst」を「Duelyst Classic」として展開する予定とのこと。現在は英語に加え、ドイツ語のローカリゼーションが用意されているが、各国語への翻訳を行う貢献者も募っている。