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今年最初のCリリースが出そろう ~Windows 11 バージョン 22H2向け「KB5022360」が公開

「.NET Framework」のプレビューパッチの配信方法が変更、IMEの問題も修正へ

Microsoft、「Windows 11 バージョン 21H2」などに対しCパッチをリリース

 米Microsoftは1月26日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 22H2」向けのプレビュー更新プログラム「KB5022360」を公開した。2023年1月のプレビューパッチがこれで出そろったことになる。

  • Windows 11 バージョン 22H2:KB5022360(今回リリース)
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5019274(19日リリース済み)
  • Windows 10 バージョン 22H2/21H2/20H2:KB5019275(19日リリース済み)
  • Windows Server 2022:(オプションパッチの提供を終了)

 今回リリースされたのは、セキュリティ関係の修正を含まないパッチ(Cリリース)。米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるものだ。

 Cリリースは必須ではなく、あくまでも「オプション」として配信されている。そのため、かならずしも適用する必要はないが、新機能をいち早く試してみたい場合は試してみてもよいだろう。既存の不具合が解消されることもある。

 「Windows 11 バージョン 22H2」におけるハイライトは、以下の通り。

  • 「.NET Framework」のプレビュー更新プログラムの配信方法を変更。今後は「設定」アプリの[Windows Update]-[詳細オプション]-[オプションの更新プログラムを表示]セクションに表示されるようになる
  • 「searchindexer.exe」の問題に対処。ランダムにサインインまたはサインアウトが停止することがある
  • COM+アプリケーションに影響するリソース競合(デッドロック)の問題に対処
  • 入力システム(IME)がアクティブなときにマウスとキーボードを同時に使用すると、アプリケーションが応答しなくなることがある問題を修正
  • タスクバーの検索で見つけたピクチャーファイルが開けない問題を修正
  • ファイルの内容が検索できなくなる不具合に対応
「設定」アプリの[Windows Update]-[詳細オプション]-[オプションの更新プログラムを表示]セクション(スクリーンショットは「Windows 11 バージョン 21H2」のもの)

 なお、「Windows 10 バージョン 20H2」および「Windows 10 バージョン 21H2」向けのCリリースは3月から提供されなくなるとのこと(セキュリティパッチであるBリリースは継続)。Windows 10でCリリースが配信されるのは、最新版の「バージョン 22H2」のみとなる。