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「Windows Subsystem for Android」の2023年7月更新がすべてのWindows Insiderに

試験的な機能にいくつかの変更

「Windows Subsystem for Android」2023年7月アップデート

 米Microsoftは7月20日(現地時間)、「Windows Subsystem for Android」の2023年7月アップデート(v2306.40000.4.0)を発表した。まずは「Windows 11 Insider Preview」プログラムの各チャネルで展開される。

 「Windows Subsystem for Android」(WSA)は、Windows 11環境で「Amazon アプリストア」のAndroidアプリ・ゲームをインストール・実行できるようにする仕組み。「Amazonアプリストア」をセットアップする際にインストールされ、実行したAndroidアプリはWindowsアプリと同様、独立したウィンドウをもち、自由にリサイズやスナップが行える。キーボード操作をゲームパッドへ変換するといった互換性(Shim)機能なども担う。

 本バージョンにおける変更点は、以下の通り。

  • カメラの互換性が向上
  • マウスやタッチの操作性を向上させるため、フルスクリーンモード([F11]キー)でホバータスクバーを表示するように
  • [詳細設定]-[試験的な機能]ページにあった「高度なネットワーク」機能を「ローカル ネットワーク アクセス」に改称。この機能を有効化すると、Androidアプリは同じネットワーク上のデバイスに接続できる。その際は「Windowsファイアウォール」のルールが尊重されるほか、VPNも機能する
  • ユーザーフォルダーの共有機能でデフォルトの共有フォルダーを変更できるように。[詳細設定]-[試験的な機能]ページでカスタマイズできる
  • サブシステムが持っていない権限をアプリが使用しようとしている場合、サブシステムがプロンプトを表示するように
  • 読み取り専用ディスクをEROFSからEXT4に切り替え
  • Androidアプリで「OneDrive」フォルダーが表示されない問題を修正
  • より多くのファイルタイプのドラッグ&ドロップをサポート
  • ピクチャーインピクチャーの改善
  • 16GB以上のメモリを搭載したデバイスで、部分実行モードがデフォルトで有効に
  • Armデバイスの安定性の修正。
  • Linuxカーネルを5.15.104に更新。
  • 「Android 13」のセキュリティアップデート
[詳細設定]-[試験的な機能]ページ