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同期可能なメモ代わりに使えるセルフチャット機能を搭載した「Skype 8.99」
「Bing」のAIチャット関連機能もさらに充実
2023年7月25日 06:45
米Microsoft傘下のSkypeは7月4日(現地時間)、「Skype 8.99」のロールアウトを開始した。Windows デスクトップ版はすでに公式サイトからダウンロード可能。自動更新や各アプリストアでの配信も順次開始されている。
「Skype 8.99」では自分自身へメッセージを送る機能(Send to Myself)がサポートされたほか、「Bing」のAIチャット機能が拡充された。また、ユーザーインターフェイスにもいくつか改善が加えられている。
Send to Myself
「Send to Myself」は、自分自身を相手とした「Skype」チャットだ。「Skype」をインストールして、同じアカウントでログインすれば、どのデバイスでも「Send to Myself」に残したメッセージをチェックできるので、ちょっとしたメモに便利。
機能そのものは一般的な「Skype」チャットと同じなので、テキストメッセージだけでなく、ファイルやURL、ビデオメッセージなども記録しておける。
「Bing」プロンプト
チャットリストにある「Bing」アイコンの下に、サンプルプロンプトがランダムで表示されるようになった。
「Bing」のAIチャットを体験したいが、どのようなプロンプト(指令文)を与えればよいのかわからない人も少なくないだろう。そんなときは、このサンプルプロンプトをクリックすればよい。毎回異なるプロンプトが提案されるので、「こんなことも質問できるのか」という発見もある。
「Bing」ツールボックス
一方の「Bing」ツールボックスは、「Bing」のAIチャットの活用例を集めたものだ。教育やソーシャルメディア、旅行、創造性、エンターテイメント、言語、スポーツ、テクノロジーなどのカテゴリが設けられており、それぞれのジャンルで「Bing」をどう使えばいいのかという具体例を知ることができる。
ツールボックスへアクセスするには、「Bing」と会話を開始し、画面右上の電球アイコンをクリックすればよい。
チャットを隠す
「Skype」チャットが自分に関係のない・興味のない話題で盛り上がっていると、通知が鬱陶しく感じられることもあるだろう。その場合は、チャットの右クリックメニューから[会話を隠す]コマンドを選択するとよい。
非表示にしたチャットは削除されるわけではなく、ドロップダウンメニューからチャットリストのモードを切り替えれば再びアクセスできる。