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Windows 10/11、パッチが原因で一部のアプリでビデオの再生・録画などが不能に

WVC1コーデック(VC-1)で発生

同社のアナウンス

 米Microsoftは7月25日(現地時間)、一部のアプリケーションでビデオの再生、録画、キャプチャーに失敗する問題があることを明らかにした。2023年6月非セキュリティプレビュー以降の更新プログラムを適用した以下のOSが影響を受ける。

  • Windows 11 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 11 バージョン 21H2

 同社によると、この問題はWVC1コーデック(VC-1)で発生する。既定でWVC1コーデックを用いる特定のカメラやWebカメラが動作しなくなる可能性がある。

 この不具合はすでに「KIR」(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで解決されており、組織で集中管理されていない一般的な環境であれば、解決策が24時間以内に自動で適用される。Windowsデバイスを再起動すると、解決策がより早く適用されることがあるので、急いでいる場合は試してみるとよいだろう。

 組織で集中管理されているデバイスの場合は、OSのバージョンに合わせてグループポリシーをインストール・設定することで解決できる。詳細は同社のサポートドキュメントを参照のこと。