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OpenAIが「GPT Store」のサービスをスタート ~オリジナルChatGPTアプリ「GPTs」を検索・共有できる

ビルダー向け収益化プログラムは第1四半期に開始へ

OpenAIが公開した「GPT Store」

 米OpenAIは1月10日(現地時間)、ユーザーが作成したオリジナルChatGPTアプリ「GPTs」を検索・共有できる「GPT Store」のサービスを開始した。利用するには、有料プラン(Plus、Enterpriseのほか、新たに追加された「ChatGPT Team」)の加入が必要。

 「GPTs」は、同社主催のカンファレンス「OpenAI DevDay 2023」において発表された、ノーコードで「ChatGPT」をカスタマイズできる機能。ChatGPTの有料版ユーザーが利用可能で、OpenAIによれば、すでに300万以上の「GPTs」が作成されているという。当初は2023年内にサービスを開始する予定だったが、利用者向けのメールで「2024年初頭に延期する」とアナウンスされていた。

 「GPT Store」では、Top Picks、DALL・E、Writing、Research、Programming、Education、Lifestyleといったカテゴリ別人気順のランキングと、キュレーターがピックアップしたオススメの「GPTs」が紹介される。

 また、同カンファレンスで発表されていた、ユーザー自身が公開した「GPTs」の利用数に応じて報酬が支払われる“ビルダー向け収益化プログラム”についても改めて言及があり、こちらは第1四半期に米国のユーザーを対象にスタートするという。エンゲージメントに基づく支払い基準の詳細は追って公開されるとのことだ。

 あわせて、OpenAIの公式Discordで、GPTs、GPT Store、OpenAIに関する「AMA(Ask Me Anythingの略で、何でも聞いてくださいという意味)」が実施される。現在、質問を募集中で、日本時間1月12日2時30分より、開発者からリアルタイムで回答が行われる予定だ。