やじうまの杜

「ChatGPT」わからん勢に朗報! OpenAIの「Prompt examples」ページが有用

自動翻訳でもちゃんと機能するので英語がわからなくても大丈夫

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はOpenAIの「Prompt examples」ページが便利

 2023年、IT系の話題の中心にあったのは、常に「ChatGPT」をはじめとする「生成AI」でした。しかし、もはや生成AIなしでは仕事ができない人もいる一方、凄くて便利なのは知っているけど何をどう使えばいいのかよくわからない人もいることでしょう、私のように。

 とにかく自由度が高く活用法は無限。こうなると人間、何をすればいいのか戸惑ってしまうものです。私はこの状態は何も知らずマイクラをプレイし始めた時と同じだと思っています。ヒント、とにかく手掛かりになるヒントが必要です。

 そんな方にお勧めなのが、「ChatGPT」の開発元OpenAIが公開しているページ「Prompt examples」です。文字通り、「ChatGPT」のプロンプトの例が掲載されています。英語のみですが、AIにもわかりやすい英語のためWebブラウザーの自動翻訳機能がうまく働くようで、自動翻訳された日本語のプロンプトをそのまま「ChatGPT」に入力しても大抵上手く機能します。

Webブラウザーの自動翻訳機能がうまく働く

 30種類用意された例には、「Spreadsheet creator」(目的に合わせたスプレッドシートを作成)、「Review classifier」(指定したタグに文章を分類する)といった仕事に役立つものから、「Rap battle writer」(2人の人物によるラップバトルを生成)といったエンタメ系のものまで、多種多様なものが用意されています。

2人の人物によるラップバトルを生成

 例によっては「SYSTEM」のプロンプトと「USER」のプロンプトが分かれていますが、「SYSTEM」のプロンプトは「system: 」、「USER」のプロンプトは「user: 」の後に続けて入力すればOK。「ChatGPT」の入力欄は[Shift]+[Enter]キーで改行できることも覚えておくとよいでしょう(改行がなくても問題なとは思いますが、改行すると見やすくなるとともに、人間的な安心感を得られます)。

「SYSTEM」のプロンプトは「system: 」、「USER」のプロンプトは「user: 」の後に続けて入力すればOK

 「Prompt examples」の例をコピペしてちょっといじっただけで、生成AIを使いこなした気分になれるはずです。そうやってちょくちょく使っていれば、プロンプトの作成にも慣れていけるでしょう。

 ちなみに、「Prompt examples」の例は「ChatGPT」をベースにしている「Copilot with Bing Chat」や「リートン」でも使えるようです。

「Copilot with Bing Chat」で使用した場合
「リートン」で使用した場合