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デスクトップ版「Power Automate」の2024年1月更新 ～次のアクションをAIが提案

「Word」を操作するアクション群、HTMLコンテンツを作成するアクションも追加

2024年2月1日 16:56

「Power Automate Desktop」（編集部の環境にはv2.41が配信されていた）

　米Microsoftは1月30日（現地時間）、デスクトップ版「Power Automate」（Power Automate desktop）の2024年1月アップデート（バージョン 2.40）を発表した。本バージョンでは、「提案されたアクション」（Suggested actions）をプレビューで提供。AIが次のステップで使用できるアクションを提案できるようになった。

「提案されたアクション」（Suggested actions）

　ただし、この機能が利用できるのは今のところ米国のみ。職場または学校のアカウントが必要だ。

　そのほかの新要素は以下の通り。

  • 空白値を導入。変数をオプション（かならずしも指定しなくてよい）として指定するトグルパラメーターも追加
  • デスクトップ版「Power Automate」がシングルサインオンへ対応
  • 「Word」を操作するための新しいアクション群
  • 新しい作業キューアクション
  • HTMLコンテンツを作成するアクション。コンテンツの作成とプレビューを行えるHTMLエディターも
  • SAPインスタンスにアタッチできるように
  • 新しい「SharePoint」操作。新規ドキュメントセットを作成できる
「Word」を操作するための新しいアクション群
HTMLコンテンツを作成するアクション

　デスクトップ向け「Power Automate」は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。