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「Power Automate」に自動化したフローを仮想デスクトップ上で実行する機能が追加

デスクトップ版「Power Automate」の2024年2月更新

デスクトップフローのピクチャーインピクチャー(PinP)実行モード

 米Microsoftは2月15日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate desktop)の2024年2月アップデート(バージョン 2.41)を発表した。本バージョンでは、ピクチャーインピクチャー(PinP)実行モードがプレビューで利用可能となっている。

 「Power Automate」でデスクトップフローを実行すると、自動化の進行中はデスクトップが占拠され、利用できなくなることがある。しかし、ピクチャーインピクチャー実行ならば、元のデスクトップを仮想デスクトップへ複製し、そこでデスクトップ フローを実行できる。つまり、「Power Automate」の自動化と並行して自分の作業を進めることができるわけだ。

 ただし、この機能を利用するには試用版または有料の組織の「Power Platform」サブスクリプション、あるいは従量課金制の環境が必要となる。個人の無料版では利用できないので注意したい。

 デスクトップ向け「Power Automate」は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。