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「Copilot in Windows」対応のOS機能が一挙倍に、「Power Automate」プラグインで自動化も

まずはCanaryチャネルの「Windows Insider Preview」ビルドで段階的に提供

同社のリリース

 米Microsoftは2月20日(現地時間)、「Copilot in Windows」が対応するOS機能を拡充したと発表した。まずはCanaryチャネルの「Windows Insider Preview」ビルドで段階的に提供される。すでに対応している13のアクションに加え、新たに以下の16アクションを「Copilot in Windows」から実行できるようになるとのこと。

  • 利用可能なワイヤレスネットワークを尋ねる
  • システムまたはデバイスの情報を表示
  • バッテリー情報を要求する
  • ストレージのクリーニングを依頼する
  • ごみ箱を空にするか確認する
  • バッテリーセーバーの切り替えを要求する
  • スタートアップアプリを表示・確認する
  • IPアドレスを要求する
  • システム、デバイス、ストレージの情報を要求する
  • 「ナレーター」をONにする
  • 「音声アクセス」を開くように指示する
  • 「拡大鏡」を起動する
  • 文字サイズを変更するよう指示する
  • ライブキャプションを開始するよう指示する
  • ハイコントラストをONにする
  • 音声入力を開始するよう指示する
チャットスタイルでOSの設定変更なども依頼できる「Copilot in Windows」

 また、以下の既存のアクションに関しても、新しいランタイムで実行するようになっているとのこと。

  • ダーク・ライトテーマの切り替え
  • Bluetoothの切り替え
  • 「応答不可」モード(do not disturb)の切り替え
  • デバイスを追加する
  • スクリーンショットを撮る
  • 画面を別のモニターにキャストする
  • デスクトップ壁紙を変更する
  • 音量の設定、音量の変更、音量のミュート/ミュート解除を要求する
  • アプリケーションを起動する
  • PCの特定の部分が動作していないことを示す:オーディオ、Windows Update、カメラ、Bluetooth、プリンター、ネットワークなど
  • ウィンドウをスナップする
  • 「フォーカス セッション」を開始する

 そのほかにも、「Power Platform」の一部であるローコード自動化ソリューション「Power Automate」がプラグインで「WindowsのCopilot」と連携できるようになる。プラグインの初期リリースでは、「Excel」やPDFファイルの操作、ファイル管理といった自動化機能が提供される。

デスクトップ版「Power Automate」アプリ。Windows 11なら追加費用なしで利用可能

 プラグインを使用するには、「Microsoft Store」からデスクトップ版「Power Automate」アプリをダウンロードするか、最新バージョンに更新する必要がある。また、現在プラグインにアクセスできるのは、「Microsoft アカウント」で「WindowsのCopilot」にサインインしている場合のみだ。