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「Microsoft Copilot」2月アップデートまとめ ~Copilot in Excelが日本語に対応へ

モバイル版「Microsoft 365」へ対応し、プロンプト学習サイトのも公開

What’s New in Copilot for Microsoft 365

 米Microsoftは2月29日(現地時間)、生成AIブランド「Microsoft Copilot」の2024年2月のアップデート内容を発表した。

新たに17の言語に対応

 3月から4月にかけて、アラビア語、中国語繁体字、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ヘブライ語、ハンガリー語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ポルトガル語(Portugal)、ロシア語、スウェーデン語、タイ語、トルコ語、ウクライナ語の17の言語につき新たにサポートを開始予定。

 なお現在英語のみサポートしている「Copilot in Excel」(プレビュー)は、3月から日本語、スペイン語(ES、MX)、フランス語(FR、CA)、ドイツ語、ポルトガル語(BR)、イタリア語、中国語(簡体字)に対応する予定。

Copilot Lab公開

 「Copilot Lab」は、トレーニングビデオ、プロンプト提供など「Copilot」ユーザーの利用に役立つ学習リソースを提供するライブラリ。今後も拡張を予定している。

「Microsoft 365」モバイルアプリに対応

Microsoft 365モバイルアプリiOS版

 「Microsoft 365」および「Word」、「PowerPoint」モバイルアプリに「Copilot」が追加された。

 「Microsoft 365」モバイルアプリは、今月初めにリリースされたCopilotモバイルアプリを補完するもので、ライセンスユーザーは引き続きCopilotモバイルアプリを使用し、Webデータ、業務データの両方に基づいた回答を行うことができる。

「Forms」フォーム作成に対応(3月より提供)

「Copilot」を用いたフォームの作成

 「Forms」でトピック、長さ、背景をCopilotに伝えることで質問と提案が提供され、スムーズにフォームを作成可能。原稿作成後はスタイルオプションで背景をカスタマイズできる。

「OneDrive for Web」に対応(4月下旬より提供)

 「OneDrive」に保存されたファイル情報にアクセスしたり、単一または複数ファイルの要約、自然言語でのファイル検索が行える。

クイックサマリー機能(3月より提供開始)

Wordファイル共有時のサマリー生成

 ほかのユーザーとドキュメントを共有するときに「Copilot」が概要を生成し、共有ユーザーへの通知に表示してくれる。

 本機能はWebからのWordファイル共有について3月から提供を開始するほか、デスクトップ版とモバイルアプリでも2024年下半期より提供予定。

「Stream」に対応(4月下旬より提供)

StreamでCopilotを使用し、要約やタイムスタンプを表示

 「Copilot」を使用して「Stream」の動画内の情報の要約し、重要な箇所を特定したり、長い動画の内容についての質問に答える、トピック、人、チームについての議論をしている箇所へのジャンプ、タスクを指示しているカ所の特定が可能になる。表示できる。

Help me create

Help me createを使用したMicrosoft 365作業シーン

 作業内容を「Copilot」に伝えると、アウトプットに最適な形式を、文書、スライド、リスト、アイスブレーカークイズなどから提案してくれる。

クラシック版Outlook for Windowsに対応

クラシック版Outlookで「Copilot」を使用した文章作成

 クラシック版「Outlook」で「Copilot」の要約機能の提供が開始された。また文章生成機能が3月上旬、コーチング機能が3月下旬より提供される予定。

「Teams」での「Copilot」がアップデート

グラフデータに基づいて質問に答えるTeamsの「Copilot」

 「Teams」では従来のバージョンに比べ、「Copilot」のプロンプトが改善されたほか、チャット上にピン留めされてアクセスしやすくなった。

 そのほか、「Microsoft 365」管理センターの使用状況レポートでの機能追加、金融サービス業界に向けのホワイトペーパーの新版リリースも発表されている。