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AI機能「Copilot」を組み込んだデスクトップ版「Power Automate」の2023年11月更新

AIと対話しながらデスクトップフローを作成したり、スクリプトを書いてもらえる

「Power Automate Desktop」v2.38

 米Microsoftは11月17日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate desktop)の2023年11月アップデート(バージョン 2.38)を発表した。本バージョンでは、同社のAI機能「Copilot」がプレビューとして導入されている。

 今のところデスクトップ版「Power Automate」の「Copilot」機能(Copilot in Power Automate)が行えることは、以下の2点だ。

AIと対話しながらデスクトップフローを作成する

 まず、「Power Automate」アプリのコンソールやデザイナーの右上に「Copilot」のボタンが追加され、サイドパネルで生成AIとチャットをできるようになる。「条件分岐を行うには?」といったサンプルプロンプトも用意されており、クリックするだけで答えを得ることも可能。デスクトップフローの作成・編集慣れていないユーザーを手助けしてくれる。

AIと対話しながらデスクトップフローを作成

自然言語をスクリプトへ変換する

 次に、「Copilot」でスクリプトを生成できるようになる。以下のスクリプト系アクションを利用可能で、指令(プロンプト)も「ローカルコンピューターの名前をリストアップするスクリプトを書いてください」といった自然言語で行える。

  • PowerShell
  • VBScript
  • DOS command
  • Python command
  • JavaScript
自然言語をスクリプトへ変換

 そのほかにも、「SAP GUI」用の新しいアクションが導入されているとのこと。

 デスクトップ向け「Power Automate」は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。