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「Excel」関連のアクションを強化したデスクトップ版「Power Automate」の2023年8月更新

デバッグ中の変数書き換えも可能

「Power Automate Desktop」v2.35

 米Microsoftは8月24日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate desktop)の2023年8月アップデート(バージョン 2.35)を発表した。本バージョンでは新しいロギングアクションが追加されたほか(プレミアム機能)、エラーが発生した際のスクリーンショットアップロード(既定値)を無効にするオプションが導入された。

 さらに、デバッグ機能を改善。デバッグでフローが一時停止しているとき、数値ウィンドウでプリミティブ変数値(テキスト、数値、真偽値)を編集できるようになった。

デバッグ中の変数書き換え

 そのほかにも、「Excel」関連のアクションが強化された。ワークシートから値を読み込んだり、セルを選択したり、ワークシートに書き込むといったアクションで、セルを名前で参照できるようになっている。

 デスクトップ向け「Power Automate」は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には最初から含まれている。