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「Microsoft Teams」の自動化機能がリニューアル ~テンプレートの拡充やAI機能も

「Power Automate」を「Workflow」に統合してわかりやすく

「Microsoft Teams」の自動化機能がリニューアル

 米Microsoftは10月25日(現地時間)、「Microsoft Teams」の自動化機能をリニューアルしたと発表した。これまであった「Power Automate」アプリは改称され、「Workflow」アプリに統合される。

 「ワークフロー」(Workflows)は、「Teams」で日頃行っている定型作業を自動化できる機能。「Microsoft 365」に限らずさまざまなアプリを接続できるようになっており、たとえば「Teams」メッセージを「OneNote」に保存したり、「Planner」で管理しているタスクのステータスが変わったことを「Teams」へ通知したり、メッセージの定期送信を行ったりといったことが無人で行えるようになる。承認のフローも用意されているので、上長の決済が必要な作業も自動化に組み込める。同社の「Power Automate」を「Teams」で利用できるようにしたものと考えればよいだろう。

 この機能はこれまでもあったが、追加で別途「Power Automate」アプリのインストールを求められることがあった。今回のアップデートではそれが不要となり、自動化機能のブランディングが「ワークフロー」に統一された。「Workflows」アプリを介して「Power Automate」機能へアクセスできるため、従来よりシンプルでわかりやすくなる。

 また、ストアもリフレッシュされ、すぐに使える実用的なワークフローテンプレートが多数追加された。これには「Jira」や「Salesforce」、「Pipedrive」、「Bitbucket」、「Zendesk」、「Freshdesk」、「YouTube」といったサードパーティ製アプリと連携するものも含まれる。会議やカレンダー管理に関連するワークフローも拡充された。

 これらの新しいテンプレートは、「Teams App Store」の「ワークフロー」セクションから入手できる。

ストアもリフレッシュ

 そのほかにも、チャットまたはチャネルごとに固有のワークフローを作成できるワークフローメッセージ拡張機能や、AIを用いた新しいワークフローの作成がサポートされるとのこと。

チャットまたはチャネルから簡単にワークフローを作成
AIを用いた新しいワークフローの作成