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「Excel」で今度こそ書式なし貼り付けが[Ctrl]+[Shift]+[V]キーで利用可能に

最新チャネルの「バージョン 2308」で展開開始

「Microsoft Excel」がキーボードショートカット[Ctrl]+[Shift]+[V]キーに対応開始。プレーンテキストでの貼り付けが可能に

 米Microsoftは8月28日(現地時間)、Windows版「Microsoft 365」アプリの「バージョン 2308」(Build 16731.20170)を最新チャネルで公開した。本バージョンでは、キーボードショートカット[Ctrl]+[Shift]+[V]キーが新たにサポートされた。「バージョン 2306」で一度アナウンスされたが、のちに撤回されていた機能だ。編集部でも、最新版「Excel」で利用できることを確認している。

 太字や斜字といった書式(スタイル)のついたテキスト(リッチテキスト)をクリップボードへコピーして「Excel」へ貼り付けると、初期設定でスタイルが引き継がれ、元のスプレッドシートの書式と齟齬が生じたり、セルの大きさが変わってしまうことがある。

 それを避けるには[貼り付けのオプション]ポップアップを利用したり、リボンの[ホーム]-[貼り付け]コマンドでオプションを選択したり、[Ctrl]+[Alt]+[V]キーで[形式を選択して貼り付け]ダイアログを開き、貼り付け形式を選び、書式なしのテキスト(プレーンテキスト)を貼り付けるように「Excel」へ指示する必要があった。

 今回導入された[Ctrl]+[Shift]+[V]キーは、それをキーボードショートカット一発で済ませられるようにしたものだ。これは「Word」でも導入が計画されている。

書式なしでテキストの貼り付けを行える[Ctrl]+[Shift]+[V]キー

 そのほかにも、このバージョンではドロップダウンリストのオートコンプリートが導入される。また、「Excel」「Outlook」「PowerPoint」「Word」で「Microsoft Purview Information Protection」の暗号化が更新されるとのこと。

ドロップダウンリストのオートコンプリート