やじうまの杜
書式なし(プレーン)テキストとして貼り付けたい場合は[Windows]+[V]がお勧め
Windows 11なら「書式はがし」に「メモ帳」アプリは要らない
2022年3月3日 06:45
“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
先日、「メモ帳」アプリのテキスト編集コントロールが「Edit」から「RichEdit」ベースとなり、大きく機能が拡充されたことをお伝えしました。
その記事での反応で多かったのが、「テキストをいったんメモ帳に貼り付けて、書式をはがす」という操作はできなくなるのか? という疑問でした。結論から言いますと、新しい「メモ帳」アプリのRichEditコントロールはあくまでもプレーンテキストの処理エンジンとして用いられており、ここからコピーしてもテキストの書式データはクリップボードに格納されません。
なお、クリップボードに拡張されているデータの閲覧には、かなり前に窓の杜で紹介した「Free Clipboard Viewer」というビューワーを利用しました。現在でも利用可能で、最新版は2021年3月リリースのv4.0です。
――と、ここまで長々と説明しましたが、わざわざ「メモ帳」アプリを利用して「書式はがし」をしなくても、Windows 11であれば[Windows]+[V]キーの利用がお勧め。[テキストとして貼り付け]というコマンドが最初から用意されており、プレーンテキストでのペーストが可能です。
クリップボード履歴にアクセスしたり、複数デバイス間で「Microsoft アカウント」を介してデータ同期することができる便利な機能なので、ぜひ活用してください。
なお、[Windows]+[V]キーでデータを貼り付けるには、あらかじめ機能を有効化しておく必要があります。また、Windows 10では[テキストとして貼り付け]コマンドが利用できないので注意しましょう。