レビュー

[Windows]+[V]キーでテキストから書式を取り除いて貼り付け「PureText」

“Microsoft ストア”から手軽に導入、アップデートも自動で行える常駐型ツール

「PureText」v6.2

 Webページを選択して「Microsoft Word」や「OneNote」などへコピー&ペーストする際、太字や斜字といった書式(スタイル)が付いてくるのが煩わしいと思ったことはないだろうか。書式を取り除くコマンドを利用すれば書式のないプレーンテキストへ戻すことはできるが、そういった機能に頼らず、ショートカットキーだけでプレーンテキストを貼り付けることができれば便利だろう。

 「PureText」は、そういったニーズに応えてくれるシンプルなタスクトレイ常駐ソフト。[Ctrl]+[V]キーに代え、[Windows]+[V]キーを押すだけで、クリップボードの書式付きテキストからスタイルを取り除き、プレーンテキストとして貼り付けることができる。一旦「メモ帳」に貼り付けてから全選択とコピー&ペーストを行うのと同じ効果が、ショートカットキー一発で得られる。

 さらに、タスクトレイアイコンをクリックすればプレーンテキストへの変換のみを行うことも可能。この機能はタスクトレイアイコンの右クリックメニューにある[Convert to Text]項目からも利用可能で、書式の削除のみを行いたい場合に利用できる。

Webページを選択して[Ctrl]+[V]キーで「Microsoft Word」へコピーした様子。書式付きで貼り付けが行われる
「PureText」を導入して[Windows]+[V]キーで貼り付けた様子。書式のないプレーンテキストで貼り付けが可能
オプションダイアログ

 なお、[Windows]+[V]のショートカットキーはオプションダイアログからカスタマイズすることが可能。オプションダイアログではそのほかにも、OSのスタートアップ時に「PureText」を起動するオプションや、ショートカットキーで貼り付けを行わずプレーンテキスト変換のみを行うオプション、貼り付け時に効果音を再生するオプションなども設けられている。

 「PureText」の32bit版はWindows 95以降、64bit版はWindows XP以降に対応しており、作者のWebサイトから無償でダウンロード可能。“Microsoft ストア”からも入手できる。Windows 10ならばインストールとアップデートが容易で、改竄の心配が少ないストア版がお勧めだ。

ソフトウェア情報

「PureText」
【著作権者】
Steve P. Miller 氏
【対応OS】
32bit版はWindows 95以降、64bit版はWindows XP以降、ストアアプリ版はWindows 10 バージョン 1607以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
6.2(18/03/01)