レビュー
[Windows]+[V]キーでテキストから書式を取り除いて貼り付け「PureText」
“Microsoft ストア”から手軽に導入、アップデートも自動で行える常駐型ツール
2018年3月14日 06:00
Webページを選択して「Microsoft Word」や「OneNote」などへコピー&ペーストする際、太字や斜字といった書式(スタイル)が付いてくるのが煩わしいと思ったことはないだろうか。書式を取り除くコマンドを利用すれば書式のないプレーンテキストへ戻すことはできるが、そういった機能に頼らず、ショートカットキーだけでプレーンテキストを貼り付けることができれば便利だろう。
「PureText」は、そういったニーズに応えてくれるシンプルなタスクトレイ常駐ソフト。[Ctrl]+[V]キーに代え、[Windows]+[V]キーを押すだけで、クリップボードの書式付きテキストからスタイルを取り除き、プレーンテキストとして貼り付けることができる。一旦「メモ帳」に貼り付けてから全選択とコピー&ペーストを行うのと同じ効果が、ショートカットキー一発で得られる。
さらに、タスクトレイアイコンをクリックすればプレーンテキストへの変換のみを行うことも可能。この機能はタスクトレイアイコンの右クリックメニューにある[Convert to Text]項目からも利用可能で、書式の削除のみを行いたい場合に利用できる。
なお、[Windows]+[V]のショートカットキーはオプションダイアログからカスタマイズすることが可能。オプションダイアログではそのほかにも、OSのスタートアップ時に「PureText」を起動するオプションや、ショートカットキーで貼り付けを行わずプレーンテキスト変換のみを行うオプション、貼り付け時に効果音を再生するオプションなども設けられている。
「PureText」の32bit版はWindows 95以降、64bit版はWindows XP以降に対応しており、作者のWebサイトから無償でダウンロード可能。“Microsoft ストア”からも入手できる。Windows 10ならばインストールとアップデートが容易で、改竄の心配が少ないストア版がお勧めだ。
ソフトウェア情報
- 「PureText」
- 【著作権者】
- Steve P. Miller 氏
- 【対応OS】
- 32bit版はWindows 95以降、64bit版はWindows XP以降、ストアアプリ版はWindows 10 バージョン 1607以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 6.2(18/03/01)