やじうまの杜

「Microsoft Edge Insider」でテスト中のリンクコピー・貼り付け機能が便利……かも

“Canary”チャネルの「Edge 86」で一足先に体験

2020年9月1日 06:55

　“やじうまの杜”では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。

［設定］画面の［共有、コピー、貼り付け］セクション（edge://settings/shareCopyPaste）

　WebブラウザーのアドレスバーにあるURLをクリップボードへコピーするとき、Webページのタイトルも一緒にコピーできたらいいのにと思ったことはありませんか？　URLではなく“リンク（タイトル＋URL）”をコピーして、「Word」などのドキュメントに貼り付けたい。「Microsoft Edge」では今、そんなニーズに応える……かもしれない機能をテスト中です。

　“Canary”チャネルの「Microsoft Edge Insider」には、［設定］画面に［共有、コピー、貼り付け］というセクション（edge://settings/shareCopyPaste）が追加されており、URLをクリップボードへコピーしたときの動作を切り替えられるようになっています。

　1つは“プレーン テキスト”で、これは今まで通りURLを何も装飾のない、単なるURLとしてコピーするモードです。もう1つは、新たに追加された“リンク”モード。これはタイトル付きのURLとしてコピーする新しいモードで、「Edge 86」（Canary）では既定となっています。このモードでアドレスバーのURLをクリップボードへコピーすると、「Word」に貼り付けたときハイパーリンク付きのタイトル（リンクテキスト）がテキストとしてドキュメントに挿入されるようになります。

“プレーン テキスト”モードでURLを貼り付けた場合と、“リンク”モードでURLを貼り付けた場合

　この“リンク”モードは、“Gmail”の新規メール画面など、テキスト装飾（スタイル、リッチテキスト）をサポートした入力フォームでも利用可能。編集部で試用したところ、期待通りにリンクテキストにはならなかったのですが、URLではなくタイトルが貼り付けられているのがわかります。単にURLを貼り付けたい場合は、右クリックメニューから書式を選択して貼り付けることも可能です。

「Edge」上ならば、右クリックメニューから書式を選択して貼り付けることも可能

　このほかにも、プレビュー版「Edge」では検索結果をサイドバーに開く機能などがテストできます。一部の“Canary”チャネルではタブの垂直表示もテストされているようですね。今回の“リンクとして貼り付ける”機能のように、期待通り動作しないこともありますが、新しい機能に興味があったり、仕様の提案や不具合を見つけるのが好きなユーザーは是非「Microsoft Edge Insider」を試してみてほしいと思います。

サイドバーに開く機能