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「ZoomIt 8.0」にキー送信機能 ~Sysinternalsの画面拡大・プレゼン補助ツール

あらかじめ仕込んだ台本通りにデモタイプ、特定キーの合成やクリップボードとの連携も

「ZoomIt」v8.0

 プレゼンテーション補助ツール「ZoomIt」の最新版v8.0が、2月6日(米国時間)にリリースされた。「ZoomIt」は、Microsoftの一部門Windows Sysinternalsで提供されているフリーのプレゼンテーション補助ツール。タスクトレイに常駐し、ホットキーで以下の便利な機能を呼び出せる

  • Zoom:デスクトップを拡大・縮小。マウスで描画も可能([Ctrl]+[1]キー)
  • Draw:ズームモードなしで描画を開始する([Ctrl]+[2]キー)
  • Break:カウントダウンタイマーを表示([Ctrl]+[3]キー)
  • Live Zoom:「Zoom」モードと異なり、UIの操作が可能([Ctrl]+[4]キー)
  • Record:デスクトップ全体をMP4形式で録画。[Shift]キーの追加で矩形選択、[Alt]キーの追加でアクティブウィンドウの録画も可能(「Windows 10 May 2019 Update」以降、[Ctrl]+[5]キー)
  • Snip:指定したデスクトップ領域をクリップボードへコピー([Ctrl]+[6]キー)

 最新版となるv8.0では、「DemoType」と呼ばれる新しい動作モードが追加された。これはアクティブになっているアプリへ台本通りにキー入力を送信するものだ。

 利用するには、まず台本となるテキストファイルを用意し、[Input file]欄に登録する。次に、キー入力を送信したいアプリを選択し、[Ctrl]+[7]キーを押す(このキーはユーザー側でカスタマイズも可能)。すると、アプリ側で文字が自動で入力される。

 入力速度の調整も可能だが、自分で入力をコントロールしたい場合は[Drive input with typing]オプションを有効にしておくとよい。ユーザーが何らかのキーを押すたびに、「ZoomIt」が台本通りに入力を進めるようになる。

台本に「ZoomIt」の利用許諾(EULA)を指定して、「メモ帳」アプリで[Ctrl]+[7]キーを押した様子

 ちなみに、アクティブなセッション(自動のキー送信)をキャンセルするには[Esc]キーを押す。また、別のウィンドウをアクティブにした場合も「DemoType」が中断される。

 活用例としては、ライブデモでコードエディターや「Copilot」プロンプトを間違えないように、事前に内容を準備して、ホットキーで入力できるようにしておくといった用途が考えられる。台本にはさまざまな制御キーワードを埋め込むことが可能で、特定のキー入力を合成したり、クリップボードの内容を利用したりできる。

  • [start]:クリップボードのデータを実行可能なスクリプトとして挿入
  • [end]:[start]と対で利用し、スクリプトの終了を表す
  • [enter][up][down][left][right]:キー入力を合成
  • [pause:n]:n秒間のポーズ(一時停止)
  • [paste]:[/paste]で閉じると、クリップボードからテキストを取り込む

 「ZoomIt」はすべてのバージョンのWindowsに対応しており、現在「sysinternals.com」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。編集部ではWindows 11で動作を確認している。

ソフトウェア情報

「ZoomIt」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
8.0(24/02/06)