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「ZoomIt 9.0」が公開 ~Windows Sysinternals製の定番の拡大鏡・プレゼン支援ツール

ライブズーム中に注釈を書き込める機能を追加

「ZoomIt」v9.0。「LiveZoom」中に注釈を行う「LiveDraw」がサポート

 プレゼンテーション補助ツール「ZoomIt」の最新版v9.0が、12月17日(米国時間)にリリースされた。「ZoomIt」は、Microsoftの一部門Windows Sysinternalsで提供されているフリーのプレゼンテーション補助ツール。タスクトレイに常駐し、ホットキーで以下の便利な機能を呼び出せる。ショートカットキーはカスタマイズも可能。

  • [Ctrl]+[1]キー:デスクトップを拡大・縮小(ズーム)。マウスで自由に描画することも可能(注釈)
  • [Ctrl]+[2]キー:ズームモードなしで描画を開始する
  • [Ctrl]+[3]キー:カウントダウンタイマーを表示
  • [Ctrl]+[4]キー:UIの操作が可能なズームモード(Live Zoom)
  • [Ctrl]+[5]キー:デスクトップ全体をMP4形式で録画
  • [Ctrl]+[6]キー:指定したデスクトップ領域をキャプチャーしてクリップボードへコピー
  • [Ctrl]+[7]キー:プレゼン中にあらかじめ用意した台本通りキーを送信

 最新版となるv9.0では、「LiveZoom」中に注釈を行う「LiveDraw」がサポートされた。使い方は以下の通り。

  1. [Ctrl]+[4]キーを押して「LiveZoom」を開始。[Ctrl]+[Up]キーで拡大、[Ctrl]+[Down]キーで縮小
  2. [Ctrl]+[Shift]+[4]キーを押して「LiveDraw」を開始(後述のショートカットキーでツールの切り替えが可能)
  3. [ESC]キーで「LiveDraw」を終了

 「LiveZoom」中はショートカットキーでツールを切り替えながら、ペンの色や大きさを変えたり、テキストを入力したり、直線や円、矢印などを描き込んだりできる。以下はその代表的なショートカットキーだ。

  • 色の変更:[R]キーで赤、[B]キーで青など
  • 蛍光色に変更:色の変更キーに[Shift]キーを組み合わせる
  • ぼかしペン:[X]キー
  • 自由に描画する:マウスの左ボタンを押したまま移動
  • 直線を描画する:上記の操作に[Shift]キーを加える。[Ctrl]キーで楕円
  • 矢印を描画する:[Ctrl]+[Shift]キーを押しながらマウスで描画
  • テキストの入力(左揃え):[T]キー。[Shift]+[T]キーで右揃え
  • ペンや文字の大きさを変更:[Ctrl]キーを押しながらマウスホイールを操作、または矢印キー
  • 最後の描画を取り消す:[Ctrl]+[Z]キー
  • すべての描画を消去する:[E]キー
ズームしながら自由に注釈を書き込めるように

 「ZoomIt」はすべてのバージョンのWindowsに対応しており、現在「sysinternals.com」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。編集部ではWindows 11で動作を確認している。ただし、機能によっては古いOSで利用できないこともあるので注意。

ソフトウェア情報

「ZoomIt」
【著作権者】
Mark Russinovich 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
9.0(24/12/17)