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「FastCopy」のファイルコピーが9倍に!? 「Microsoft Defender」除外オプションが追加

Windowsプラットフォームで最速を謳うファイルのコピー・削除ツール

「FastCopy」v5.7.0

 ファイルの高速コピー・削除ツール「FastCopy」が2月19日、v5.7.0へとアップデートされた。本バージョンでは、「FastCopy」を「Microsoft Defender」アンチウイルスの除外リストに登録する機能が追加されている。

 このオプションを利用するには、まず「FastCopy」右上の[特権]メニューをクリックし、「FastCopy」を管理者権限で起動する。すると[設定]メニューに[MS Defender除外(要特権)]というオプションが現れるので、これを有効化すればよい。

 「FastCopy」を「Microsoft Defender」アンチウイルスの除外リストに登録すると、ZIPファイルやEXEファイル、DLLファイルなどのコピーが大幅に高速化され、CPU使用率も低下する。作者によると、手元の環境では9倍以上の高速化がみられたという。

 ただし、「Microsoft Defender」アンチウイルスによるスキャンは行われなくなるので注意。セキュリティに関わるファイル(たとえばインターネットから入手したファイル)のコピーには利用しない方がよいだろう。

 そのほかにも、本バージョンには新形式のライセンス認証の改良や、ファイルのタイムスタンプを一時的に「1980-01-02」へ変更・復元するオプションがシンボリックリンクでエラーになっていた問題の解決が含まれている。

 「FastCopy」は、Windowsプラットフォームで最速を謳うファイルのコピー・削除ツール。GUIにフレームワークを利用せず、Win32 APIだけで構築されているため軽量&コンパクトになっているほか、読み取り・書き取り・検証(ベリファイ)などの処理を非同期化するなどの工夫でデバイスの限界に近いパフォーマンスを引き出せる点が魅力だ。

 対応OSはWindows 7/Server 2012以降。なお、個人・非営利での利用は無償だが、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンス(年額1,089円、買い切り5,280円)が必要となる。

ソフトウェア情報

「FastCopy」
【著作権者】
白水 啓章 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019/2022
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンスが必要)
【バージョン】
5.7.0(24/02/19)