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人気の高速ファイルコピーツール「FastCopy」がv5.5.0へアップデート
ベリファイ機能に新オプション。各種安定性の向上も
2024年1月15日 16:25
ファイルの高速コピー・削除ツール「FastCopy」の最新版v5.5.0が、1月14日に公開された。最新版ではファイル書き込み後のベリファイ機能に新しいオプションが追加されたほか、各種安定性も向上している。
ベリファイとはデータにエラーがないかをチェックする機能。「FastCopy」は速度を優先してコピー処理を行うため、コピー先のファイルが壊れてしまう可能性がゼロではない。そのため、確実にファイルがコピーされたことを確認するためのベリファイ機能が備わっている。
今回搭載された新オプション[ベリファイが完了するまでは、タイムスタンプを1980-01-02に]を使用すると、コピー・移動とベリファイが完了するまでは、一時的にファイルのタイムスタンプが1980年1月2日へ変更される。ベリファイが完了する前に中断すると、タイムスタンプでベリファイ未完了のファイルが識別できるようになる仕組みだ。未完了のファイルがあった場合は差分コピーを行えば、確実にコピーとベリファイ処理を実行できる。
そのほか、職場での利用や追加機能が使える有償のPro版のライセンス認証が新方式に切り替えられ、OSを再インストールしてもライセンスの再認証の必要がなくなった。既存のユーザーが新方式を利用するには、明示的に切り替え操作を行う必要があるが、従来方式のライセンス認証も引き続き利用可能だ。
「FastCopy」は、Windowsプラットフォームで最速を謳うファイルのコピー・削除ツール。GUIにフレームワークを利用せず、Win32 APIだけで構築されているため軽量&コンパクトになっているほか、読み取り・書き取り・検証(ベリファイ)などの処理を非同期化するなどの工夫でデバイスの限界に近いパフォーマンスを引き出せる点が魅力だ。
対応OSはWindows 7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019/2022。なお、個人・非営利での利用は無償だが、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンス(年額1,089円、買い切り5,280円)が必要となる。
ソフトウェア情報
- 「FastCopy」
- 【著作権者】
- 白水 啓章 氏
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019/2022
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(家庭での利用のみ)
- 【バージョン】
- 5.5.0(24/01/14)