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ファイルコピーツール「FastCopy」がv5.0に、特定SSD環境で20%~30%の高速化を実現

「Windows 11」のシェル拡張にも対応

「FastCopy」v5.0.0

 ファイルの高速コピー・削除ツール「FastCopy」が4月12日、v5.0.0へとアップデートされた。約1年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。執筆時現在の最新版は、14日にリリースされたv5.0.1。

 「FastCopy」は、Windowsプラットフォームで最速を謳うファイルのコピー・削除ツール。GUIにフレームワークを利用せず、Win32 APIだけで構築されているため軽量&コンパクトになっているほか、読み取り・書き取り・検証(ベリファイ)などの処理を非同期化するなどの工夫でデバイスの限界に近いパフォーマンスを引き出せる点が魅力だ。

 対応OSはWindows 7/Server 2012以降。なお、個人・非営利での利用は無償だが、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンス(年額1,089円、買い切り5,280円)が必要となる。

 「FastCopy 5.0」では、「Windows 11」のシェル拡張に対応。ファイルの右クリックメニュー(モダンコンテキストメニュー)にコマンドを表示できるようになった。ただし、設定が反映されるのは若干の時間を要する。

「Windows 11」のシェル拡張に対応

 そのほかにも、非同期I/Oアルゴリズムを改善。また、特権時に領域を事前確保することにより、高速SSD環境で20%~30%の高速化を実現した。CPUアフィニティへの対応や、常に並列動作させるドライブ設定の追加なども行われている。

 さらに、「Pro」版ではベリファイモードに「完全ベリファイ」が追加された。書き込み後にコピー元とコピー先の両方を読み直すことで、コピー元を読み込んだときのテンポラリエラーも異常検出できるようになるという。

ソフトウェア情報

「FastCopy」
【著作権者】
白水 啓章 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019/2022
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンスが必要)
【バージョン】
5.0.1(23/04/14)