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2024年2月セキュリティパッチの適用が97%で止まってしまう ~Windows 11で発生中

Microsoftが回避策を案内

同社のリリース

 米Microsoftは2月26日(現地時間)、Windows 11デバイスへ2024年2月のセキュリティ更新プログラムをインストールしようとすると失敗し、システムが進捗率97%で応答しなくなる問題が発生していることを明らかにした。「イベント ビューアー」にエラーコード「0x800F0922」が記録され、以下のメッセージが表示されることがある。

Something didn't go as planned. No need to worry – undoing changes. Please keep your computer on(予定通りに完了できませんでした。心配いりません。コンピュータの電源を入れたままにしてください)

 この問題が影響するプラットフォームは、以下の通り。コンシューマー版の「Windows 11」でのみで発生し、サーバーOSや「Windows 10」では起こらないようだ。

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11 バージョン 22H2

 同社は現在、この問題の解決に取り組んでおり、次回のリリースでアップデートを提供する予定。回避策として、隠しフォルダー「C:¥WinREAgent」を削除する方法が案内されている。これを実行すると2024年2月のセキュリティ更新プログラムをインストールできるが、その前に再起動が必要になる場合もある。