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Microsoft、「Windows 11 バージョン 23H2」への自動アップグレードを開始

サービス終了に達した、またはそれに近づいているWindows 11デバイスを対象に

Windows 11のリリースヘルスダッシュボードにおける告知

 米Microsoftは2月20日(現地時間)、「Windows 11 2023 Update」(バージョン 23H2)のロールアウトを新しい段階へ進めると発表した。サービス終了に達した、またはそれに近づいているWindows 11デバイスを対象に、「バージョン 23H2」への自動アップグレードが開始される。

 「バージョン 23H2」へアップグレードするには、「設定」アプリの[Windows Update]ページを開き、[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]というチェックボックスをONにすればよい。システム要件を満たし、セーフガード(後述)が適用されていないHome/Proエディション搭載デバイスであれば、「バージョン 23H2」のダウンロードがバックグラウンドで行われる。

[利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する]というチェックボックスをONにすれば、「バージョン 23H2」が利用できるようになる。自動で行われるのはダウンロードとインストールまで。再起動までは勝手に行われない

 ちなみに、「バージョン 23H2」を適用するためにOSを再起動するタイミングは、ユーザー側でコントロールできる。OSの再起動で作業が中断されたり、編集中のデータが消失するのを避けたい場合は、ユーザーの都合のいいタイミングで手動による再起動を行うか、作業を行わない時間帯に再起動をスケジュールしておくとよいだろう。

OSを再起動するタイミングはユーザー側で選択可能

 なお、アップグレードで不具合が発生することが確認されているデバイスに対しては、安全のため「セーフガード」が適用され、その問題が解決されるまでその環境には「Windows 11 バージョン 23H2」が提供されない。

 執筆時現在、セーフガードが適用されている問題は以下の1件のみ。対策済みのドライバーへ更新すれば、セーフガードは解除される。

 昨年末に案内されていたマルチモニター環境と「Copilot in Windows」の問題はすでに解決しており、セーフガードも解除されている。