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次期Windows 11は「バージョン 24H2」 ~プレビュー版がCanary/Devチャネルでリリース
7-zip/TAR書庫ファイルの作成に対応した「エクスプローラー」など、多くの新機能
2024年2月9日 14:34
米Microsoftは2月8日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 26052をCanary/Devチャネルでリリースした(ge_release)。それぞれ以下のビルドがロールアウトされている。
- Canary: Build 26052.1000
- Dev: Build 26052.1100(KB5035384)
この2つに内容の違いはないが、DevチャネルのArm64デバイスにBuild 26052.1100は配信されないとのこと。
Devチャネルはビルドナンバーが「23000」台から「26000」台となり、以下の新機能が利用可能となる。
- Energy Saver」と呼ばれる新しい省エネルギー機能
- スクロール可能なクイック設定
- QRコードでWi-Fi共有を共有
- 「エクスプローラー」で7-zip/TAR書庫ファイルの作成
- 「Windows保護印刷モード」(Windows Protected Print Mode:WPP)と呼ばれる新しい印刷モード
- Surfaceデバイスに搭載されていた「Voice Clarity」を他のデバイスにも。AIが声を明瞭に
- 「Server Message Block」(SMB)プロトコルの変更
- 「Windows Local Administrator Password Solution」(LAPS)の改善
- 「設定」アプリの改善
- Bluetoothとグラフィックスの改善
また、本ビルドにはWindows版「Sudo」(Sudo for Windows)コマンド、Bluetooth補聴器サポートの強化、マイクテストユーティリティなども含まれているとのこと。
一方で、Devチャネルをこのビルドへアップグレードすると、「ヒント」(Tips)や「ワードパッド」といったOS標準アプリが削除される。「Windows Mixed Reality」、「Microsoft Defender Application Guard」(MDAG)などの非推奨機能も削除される。
バージョン情報ダイアログには「バージョン 24H2」と記載されており、大きな問題がなければ、これがこのまま今秋に年次リリースが予定されている新しい機能更新プログラムとなるものと思われる。