Windows Insider Preview

OS標準でTAR/7z形式のファイル圧縮が可能に ~プレビュー版「Windows 11」でテスト開始

「.zip」に加え、「.tar」と「.7z」(7-zip)の3種類が選べる

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「エクスプローラー」で「.zip」に加え、「.tar」と「.7z」(7-zip)の書庫ファイルを作成できるように

 米Microsoftは11月8日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 25992をCanaryチャネルでリリースした。「エクスプローラー」で「.zip」に加え、「.tar」と「.7z」(7-zip)の書庫ファイルを作成(圧縮)できるようになった。

 Windows 11では最近、「libarchive」ライブラリを利用してZIP形式以外の書庫ファイル形式を解凍する機能が搭載された。サードパーティー製のアプリをわざわざ導入しなくても、「.tar」や「.gz」、「.rar」、「.7z」(7-zip)などのファイルを解凍(展開)できる。この機能は製品版「Windows 11」にも段階的に展開されている。

 しかし、書庫ファイルの作成に関しては依然、ZIP形式しかサポートされていなかった。

 Build 25992(Canary)では、「エクスプローラー」のファイル右クリックメニューに圧縮コマンドが追加されており、サブメニューでZIP、7z、TARの3種類が選べるようになっているとのこと。

 まだCanaryチャネルでのテストが開始されただけで、途中でキャンセルされる可能性も十分にあるが、製品版への搭載を期待したい。