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TAR、RAR、7z……「エクスプローラー」で解凍できる形式が拡充、正式に提供開始

「Windows 11 バージョン 22H2」の2023年9月プレビューパッチ「KB5030310」で

「エクスプローラー」でZIP以外の書庫形式を展開(解凍)する機能、正式に提供開始

 米Microsoftは9月26日(現地時間)、「エクスプローラー」でZIP以外の書庫形式を展開(解凍)する機能の正式提供を開始した。「Windows 11 バージョン 22H2」の2023年9月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5030310」で利用できることを確認している。

 この機能は今年5月に開催された「Microsoft Build 2023」でアナウンスされ、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされていたもの。オープンソースプロジェクト「libarchive」を活用することで実現されており、「.tar」や「.gz」、「.rar」、「.7z」(7-zip)など多くのフォーマットに対応する。わざわざサードパーティー製アプリをインストールしなくても、「エクスプローラー」ネイティブで各種書庫形式を扱えるのは便利だ。

 ただし、暗号化された書庫ファイルは現在のところサポートされていない。

解凍の手順はZIP形式の場合と同じ

 また、書庫ファイルの作成(圧縮)はこれまで通り「zip」形式のみだが、圧縮処理のパフォーマンスも改善されているとのこと。

書庫ファイルの作成(圧縮)はこれまで通り「zip」形式のみ