Windows Insider Preview

「Windows 11」に新しい省エネルギー機能が導入へ ~Canaryビルドで展開開始

既存の「バッテリー 節約機能」(Battery saver)を置き換え

 このコーナーでは、「Windows 11 Insider Preview」ビルドでテストされている最新のOS機能を紹介します。ただし、テストの結果、紹介した機能が製品版OSに搭載されないこともあります。あらかじめご留意ください。

「Energy Saver」と呼ばれる新しい省エネルギー機能が導入

 米国時間11月28日にCanaryチャネルでリリースされた「Windows 11 Insider Preview」Build 26002から、「Energy Saver」と呼ばれる新しい省エネルギー機能が導入されているとのこと。

 Windows 11には「バッテリー 節約機能」(Battery saver)がすでに搭載されており、バッテリー搭載デバイス(ノートPCやタブレット)ではタスクバーの「クイック設定」パネルから簡単にON/OFFできる。「Energy Saver」は、これを拡充・強化したものになるようだ。

現行のWindows 11に搭載されている「バッテリー 節約機能」(Battery saver)

 「Energy Saver」はシステム性能と引き換えにバッテリーの寿命を延ばし、エネルギー消費を抑える。「クイック設定」パネルから簡単にON/OFFしたり、デバイスのバッテリー残量が指定量を下回ると自動的に有効化されるように設定できる点は「バッテリー 節約機能」と同じだが、デスクトップPCなど、常に電源に接続されているデバイスでも活用できるのが違いとなるようだ。

「クイック設定」パネルから簡単にON/OFF

 最近のPCはパフォーマンス向上が著しいが、一方で電気の使用量や発熱も多い。アイドル時にそれらを自動で抑える機能も備わっているが、手動で、能動的かつ手軽に行える手段が増えるのはうれしいところだ。