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「Microsoft Defender Application Guard for Edge」も非推奨に、「Office」に続き

「Hyper-V」仮想化を活用したセキュリティ機能

同社のリリース

 米Microsoftは12月15日(現地時間)、「Microsoft Edge for Business」で「Microsoft Defender Application Guard for Edge」を非推奨にすると発表した。もはや積極的にアップデートされていないとのこと。

 「Microsoft Defender Application Guard」(MDAG)は、「Hyper-V」仮想化を活用したセキュリティ機能の1つ。「Edge」の場合、企業があらかじめ信頼できると定義したURLでなければすべて非信頼とみなし、システムから分離された「Hyper-V」コンテナーでWebサイトを開くことで、万が一コンテンツに悪意のある細工が施されていても、システムのほかの部分へ影響が及ばないようにする。

「Hyper-V」仮想化を活用したセキュリティ機能「Microsoft Defender Application Guard」(MDAG)。「Edge」や「Office」などで利用可能

 同社はすでに「MDAG for Office」の非推奨を公表しており、「Windows Isolated App Launcher API」を含むコンテナ―隔離技術そのものが破棄されるようだ。具体的な後継技術や代替策は案内されていないが、「Microsoft Edge for Business」のホワイトペーパーなどを参照しつつ、包括的なセキュリティ向上に取り組みたい。