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「OneNote」に統合された新しい「付箋」アプリ、すべてのユーザーが利用可能に

スクリーンショット、OCR(画像のテキスト認識)、ソースURLの自動追加などに対応

「OneNote」に統合された新しい「Microsoft Sticky Notes」アプリが全ユーザーに開放

 「OneNote」に統合された新しい「Microsoft Sticky Notes」アプリが、すべての「Microsoft 365」へロールアウト中であるとのこと。米Microsoftが5月27日(現地時間)、公式コミュニティサイト「Microsoft Community Hub」で明らかにした。

 「Sticky Notes」(付箋)は、OS標準の付箋アプリ。刷新された「Sticky Notes」アプリは「OneNote」デスクトップアプリに統合されており、画面右上ボタンから起動する仕組みとなっている。単体アプリとしても利用可能で、わざわざ「OneNote」を起動しておかなくても、[スタート」画面から検索・起動したり、タスクバーにピン留めして利用できる。同じ「Microsoft アカウント」でログインしていれば、他のPCやAndroid版「OneNote」アプリとも付箋が同期される。

Windows版「OneNote」アプリ画面右側の[付箋]ボタンから起動

 新しい「Sticky Notes」アプリの特徴は、以下の5つ。外見上の見分けは、スクリーンショットボタンの有無でチェックするとよいだろう。

  • ショートカットキー:[Windows]+[Alt]+[S]キーですばやくアクセス
  • スクリーンショットボタン:クリックするとデスクトップをキャプチャーしてメモにすることができる
  • ソース:Webサイトからメモしたり、スクリーンショットを撮った場合、そのURLが自動で記録され、いつでも情報ソースを参照できる
  • OCR:画像のテキストを認識
  • デスクトップにドッキング:他のアプリと並べて利用できる(拡張モニターではうまく機能しないが、近日中に修正される見込み)

 新しい「付箋」アプリは「Windows 10 バージョン 1903」(SDK 18362)以降で動作する「OneNote」アプリの「バージョン 2402」(ビルド 17328.20000)で利用可能。一般のユーザーが購読している「最新」チャネルで順次展開中だ。数カ月以内にはすべてのユーザーに行き届くだろう。