ニュース

「OneNote」統合の新しい「Sticky Notes」(付箋)アプリ、アップデートでより便利に

古いアプリからの移行を進めよう

新しい「Sticky Notes」アプリの付箋ビュー

 米Microsoftは9月10日(現地時間)、「付箋」(Sticky Notes)アプリのアップデートを発表した。「OneNote」に統合されて新しくなった「Sticky Notes」アプリに、いくつかの新機能が追加されているという。

[スタート]画面のエントリポイント

 新しい「Sticky Notes」アプリは「OneNote」アプリの一部となっているが、[スタート]画面では独立したアプリのように扱われており、キーワードで検索して起動できる。タスクバーなどへのピン留めも可能だ。

[スタート]画面では独立したアプリのように扱われる

 「Sticky Notes」アプリを起動すると、デスクトップ右下に(「OneNote」アプリではなく)付箋ビューが表示される。グローバルショートカットキーは [Windows]+[Alt]+[S] だ。

 新旧「Sticky Notes」アプリは、アイコンに使われている付箋紙の裏側の色や「new」というサフィックス(接尾辞)で見分けられる。

常に最前面に表示

 常にデスクトップ最前面へ付箋を表示し、他のウィンドウに隠れないようにする機能は、もっとも要望の多かった機能の一つであるという。最新版では画鋲アイコンをクリックするだけで、簡単に最前面表示と通常表示を切り替えられる。

常に最前面に表示

クリップボードへコピー

 付箋の[…]メニューには、[ノートをコピーする]コマンドが追加された。これを利用すると、付箋の内容をまるごとクリップボードへコピーできる。

 これまでは付箋にメモしても、他のアプリで再利用するには全選択とコピーの手間があったが、これがメニューだけで行えるようになったというわけだ。

クリップボードへコピー

 新しい「Sticky Notes」アプリは「Microsoft アカウント」でサインインすることで、デバイス間同期が可能。スマートフォン(iOS/Android)の場合、モバイル版「OneNote」アプリと同期される。

 古い「Sticky Notes」アプリも当分の間利用できるようだが、今後のアップデートは新バージョンでのみで実施される。折を見て移行を進めるとよいだろう。