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OS標準の付箋アプリ「Sticky Notes」が刷新 ~Windows版「OneNote」でプレビュー開始

引用元のアプリ・URLも同時に記録する[スクリーンショット]コマンドなどを搭載

Microsoft、新しい「Microsoft Sticky Notes」(付箋)アプリを発表

 米Microsoftは2月17日、新しい「Microsoft Sticky Notes」(付箋)アプリを発表した。従来とは全く異なるアプリに生まれ変わるようだ。

 「Sticky Notes」は、OS標準の付箋アプリ。新バージョンはWindows版「OneNote」デスクトップアプリの一部となるようで、画面右側の[付箋]ボタンから起動する仕組みとなる。一度起動するとタスクバーへのピン留めも可能で、[Windows]+[Alt]+[S]キーで単体起動することもできる。[スタート]画面から起動した場合は旧バージョンが起動するが、これも近いうちに新バージョンに置き換えられるようだ。

Windows版「OneNote」アプリ画面右側の[付箋]ボタンから起動

 起動した「Sticky Notes」アプリは、複数の付箋をスタック表示するコンテナーパネルといった趣だ。このパネルはデスクトップ右側にドッキングして利用することもできる。

 それぞれのパネルはもちろん、ポップアウトしてデスクトップの好きな位置に表示しておける。コンテナーパネルを閉じても消えることはない。内容は旧バージョンを引き継いでおり、同じ「Microsoft アカウント」でログインしていれば、他のPCやAndroid版「OneNote」アプリと付箋を同期できるのも変わらない。

[付箋]アプリを起動した様子
付箋をポップアップしてデスクトップの好きな位置に表示。コンテナーパネルはデスクトップ右側にドッキングして利用することも

 新しい付箋を作成するには、コンテナーパネル上部の[注意]ボタンを押す(「Note」の誤訳かと思われる)。付箋のテキストに書式をつけたり、画像を添付したり、付箋の背景色を変更できるのはこれまでと同様だ。

 新しいのは[スクリーンショット]ボタンが追加されたことで、これをクリックすれば、アクティブウィンドウの内容を手軽に画像として付箋に張り付けられる。この画像にはスクリーンショットを取得した元のウィンドウ情報が付与されるとのことだが、編集部では確認できなかった。将来バージョンで追加される可能性がある。Webサイトのメモであれば、スクリーンショットから元のWebサイトをたどることもできるという。

 そのほかにも、画像の右クリックメニューには写っているテキストを抽出するコマンドが備わっている。

画像の右クリックメニューには写っているテキストを抽出するコマンド

 新しい「付箋」アプリは、Windows版「OneNote」アプリの「バージョン 2402」(ビルド 17328.20000)以降で体験できる。興味のあるユーザーは「Microsoft 365 Insider」に加入し、「最新チャネル(プレビュー)」を購読するとよい。