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デスクトップ版「Outlook」に不具合 ~メール署名が同期できなかったり、消えてしまう【10月9日追記】

共有メールボックスを検索できない問題も。Betaチャネルで解決

同社のサポートページ

 「バージョン 2303」以降のデスクトップ版「Outlook」アプリは「ローミング署名」と呼ばれる機能をサポートしており、メールの署名をローカルで管理する代わりにクラウドへ保存し(クラウド署名)、デバイス間で同期できるようになっている。しかし現在、この機能に不具合が生じているとのこと。米Microsoftが5月29日(現地時間)、自社のサポートサイトで明らかにした。

 同社によると、デスクトップ版「Outlook」アプリで自分のアカウントにリンクされたクラウド署名を新たに作成した後、しばらくしてその署名が消えたり、「Outlook Web App」(OWA)と同期されないことがあるという。

 原因は現在、開発チームが調査中。一時的な回避策として、レジストリ(コンピューター\HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Outlook\Settings)を編集し、設定キーの名前を変更する方法が案内されている。

 そのほかにも、デスクトップ版「Outlook」アプリには共有メールボックスを検索できない問題がある。これは「バージョン 2403」への更新で発生し、以前のバージョンへ戻すことで回避できる。

[2024年10月9日編集部追記] 10月8日(米国時間)付で不具合を報告したWebページが更新され、本問題がBetaチャネル向けにリリースされたVersion 2411 (Build 18205.15010)で解決されたことが発表された。以下のスケジュールで順次ほかのチャネル向けリリースでも解決される予定だ。

  • CurrentチャネルのPreview:2024年11月上旬
  • Currentチャネル:2024年11月下旬
  • Monthly Enterpriseチャネル:2025年1月14日