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「Outlook」アプリでメールの送信取り消しが機能しない問題をMicrosoftが修正へ

3月下旬に最新チャネルでの展開が予定されている「バージョン 2403」で

同社のサポートページ

 米Microsoftが3月12日(現地時間、以下同)、2月28日にサポートページで明らかにした、デスクトップ版「Outlook」アプリでメールの送信を取り消す(recall)機能が利用できなくなる問題が解決されたと発表した。

 この問題は、2024年2月のセキュリティ更新プログラム「CVE-2024-21378」が原因。適用すると、メッセージの取り消しが失敗し、受信者へ元のメッセージとリコールメッセージが届けられることがあった。リコールメッセージはプレビューペインで開けず、閲覧しようとしてもエラーメッセージが表示されるのみだ。

 Microsoftによると、3月26日に最新チャネルでの展開が予定されている「バージョン 2403」(Build 17425.20052)で当該の問題は修正されているとのこと。事前に修正をテストしたい場合は、ベータチャネル(Build 17506.15010以降)を試すか、3月中旬までに展開予定の最新チャネル(プレビュー)を利用するとよい。

 修正版が展開されるまでは、「Outlook on the web」(OWA)や新しい「Outlook」からメッセージを取り消し、Windows版「Outlook」で送信したメッセージを送信中断または置換する緩和策が推奨されている。