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個人向け「Outlook」でメールの要約や文案作成、推敲補助などが可能に

IMAP/POPのサポートなども追加された2024年5月アップデートのまとめが公開

 米Microsoftは5月2日(現地時間)、「Microsoft Outlook」の5月更新まとめを公開した。Copilotへの対応や、迷惑メールフォルダーの改善が施されている。

Copilotでメール本文の要約機能

モバイル版でCopilotが利用可能に

 モバイル版(iOS/Android)で、Copilotの機能が利用可能になった。メール本文の要約、メールの作成、本文の改善提案といった機能が使える。

Windows版でCopilotによるメール本文の要約

 Windows版においても、メール内容の要約が可能。また、メール作成時に、作成した本文がどういった印象をもたらすかなどを評価してくれるコーチング機能も追加された。同社によると、今後数カ月以内に、簡単なコマンドでメールの下書きを作成する機能も追加するという。

 ただし、モバイル版およびデスクトップ版でCopilotを利用するには、Copilot Proサブスクリプションの契約が必要。

迷惑メールフォルダーに送信者のメールアドレスを表示

迷惑メールフォルダーの一覧に送信者の情報を確認

 迷惑メールフォルダー一覧では、デフォルトで迷惑メールの送信者の名前、メールアドレス、件名が表示されるようになった。わざわざカーソルを移動させなくても、送信元をチェック可能だ。

 また、迷惑フォルダー内のメッセージに含まれるリンクへアクセスする際に、警告するポップアップメッセージを表示するようになっている。

警告するポップアップメッセージを表示

 この機能は現在、全ての「Outlook on the web」(OWA)および、デスクトップ版(Windows/Mac)、モバイル版(iOS/Android)で利用可能。

Windows版OutlookでのIMAP/POPをサポート

 Windows版「Outlook」において、IMAPアカウントを利用できるようになった。また、POPアカウントについてもサポートを順次展開している。