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スタンドアローン型・クラウド型の議事録作成ツールを1つのアカウントで! 新プラットフォーム「VoXT One」提供開始

音声認識AI「AmiVoice」を搭載、GPT-4oとも連携

音声認識AI「AmiVoice」を搭載した議事録ソリューションプラットフォーム「VoXT One」

 (株)アドバンスト・メディアは9月9日、音声認識AI「AmiVoice」を搭載し、スタンドアローン型・クラウド型の議事録ソリューションを一元化した新プラットフォーム「VoXT One(ボクストワン)」を提供開始した。価格体系はプラン・定額制で、14日間のトライアルが提供されている。

 同社はこれまで、スタンドアローン型でセキュアな環境下にて利用できるAI音声認識・文字起こし支援アプリ「ScribeAssist(スクライブアシスト)」と、クラウド型文字起こしサービス「ProVoXT(プロボクスト)」をユーザーの利用シーンに合わせて提供してきた。

スタンドアローン型の文字起こし支援アプリ「ScribeAssist」

 昨今、契約ユーザーや検討中の顧客から、よりさまざまなシーンで音声認識AIを活用していくために、両製品を契約してフレキシブルな使い分けをしたいという要望が多く寄せられたという。そこで今回、これらの議事録ソリューションを一元化し、必要に応じてさまざまなサービスの利用や、生成した要約のデータ連携やスムーズな共有を可能にした新プラットフォーム「VoXT One」がリリースされることになった。

 「VoXT One」は、ユーザーの利用シーンに応じて、1つのアカウントで、最適なソリューションの選択を可能にした新プラットフォーム。議事録作成業務の効率化をワンストップで実現する。ユーザーは「ScribeAssist」や「ProVoXT」といった議事録ツールが選択できるほか、「GPT-4o」を活用した要約生成などの機能を利用できる。

 また「ProVoXT」では、文字起こしの結果から会議の内容の自動要約、画面上での編集や要約の共有などを可能にした「議事録エディタ」が新登場。出力形式や要約方式など、ユーザーの要望に合わせて、議事録のフォーマットを選択できる。

会議内容を議事録形式に自動要約する「議事録エディタ」を「ProVoXT」に新しく搭載。要約方法は「すべてAIにまかせる」「自分で設定した議題ごとに要約する」の2つの方式から選択できる

 さらに「ScribeAssist」のみを契約した場合でも、「ProVoXT」の新機能である「議事録エディタ」を活用して要約機能を利用することが可能。これにより、ユーザーの希望する形式で議事録のフォーマットを設定し、作成した議事録をURLで関係者へスムーズに共有できる。

 なお、同社は今後、800件以上の自治体への導入実績を活かし、自治体の本会議や議会活動の内容を、簡潔にまとめるためのシステムや、議会での答弁書作成を支援するシステムなど、自治体業務の効率化に特化したソリューションも展開していく予定とのこと。