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PCからAndroidを操作できる無料アプリ「scrcpy」v2.7、ゲームパッド入力に対応

2つのシミュレーションモードを選べる

「scrcpy」v2.7

 Android端末をPCへミラーリングするツール「scrcpy」が9月16日(日本時間)、v2.7へとアップデートされた。本バージョンでは、新たにゲームパッド入力がサポートされている。

 「scrcpy」は、USB/Wi-Fi接続されたAndroid端末の画面をPCで表示(ミラーリング)・操作できるようにするアプリ。名前(screen copy)の通り、リリース当初はAndroid端末の画面をミラーリングするためのツールだったが、遠隔操作や録画、配信などにも対応する。

 「scrcpy」v2.7では、PCに接続されたゲームパッドをリモートAndroidデバイスの操作に利用できるようになった。既定は無効で、起動オプションにより2つのシミュレーション方法が選べる。

# 既定
--gamepad=disabled

# UHIDモード。デバイス上のUHIDカーネルモジュールを用い、
# 物理的なHIDゲームパッドをシミュレート
--gamepad=uhid

# --gamepad=uhid の簡略表記
-G

# AOAモード。AOAv2プロトコルを使用して、
# 物理的なHIDゲームパッドをシミュレート
--gamepad=aoa: AOAv2

 「scrcpy」の対応OSはWindows/Mac/Linuxで、ライセンスは「Apache License 2.0」。現在、「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「scrcpy」
【著作権者】
Genymobile
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.7(24/09/16)