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Android端末のカメラ映像・マイク音声をPCへ転送可能になった「scrcpy」v2.2

ただし「Android 14」での利用にはちょっとした注意が必要

「scrcpy」v2.2

 Android端末をPCへミラーリングするツール「scrcpy」が11月2日(日本時間)、v2.2へとアップデートされた。前回のマイナーアップデートではデバイスのマイクをオーディオソースとして選択するオプション(--audio-source=mic)が導入されたが、本バージョンではデバイスの画面の代わりにカメラをビデオソースにするオプション(--video-source=camera)が導入された。これらを組み合わせれば、スマートフォンの撮影(動画・音声)をPCのデスクトップへミラーリングできる。

 「scrcpy」は、USB/Wi-Fi接続されたAndroid端末の画面をPCで表示(ミラーリング)・操作できるようにするアプリ。対応OSはWindows/Mac/Linuxで、ライセンスは「Apache License 2.0」。現在、「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロードできる。

 「scrcpy」(screen copy)の名の通り、元々はAndroid端末の画面をミラーリングするためのツールだったが、v2.0で音声転送をサポート。最新版ではデバイスに内蔵されているカメラやマイクの転送にも対応し、用途が広がりつつある。

「scrcpy」でデバイスのカメラ映像をキャプチャー

 「scrcpy」でデバイスのカメラ映像をキャプチャーするには、以下のようなコマンドを実行すればよい。

scrcpy.exe --video-source=camera --camera-facing=front --camera-size=1920x1080

 また、カメラミラーリングへの対応に伴い、以下のオプションが追加されている。カメラの列挙やフロント・リアカメラの指定などが可能だ。

  • --list-cameras
  • --list-camera-sizes
  • --camera-id=
  • --camera-facing=
  • --camera-ar=
  • --camera-size=
  • --camera-fps=
  • --camera-high-speed

 なお、先日リリースされた「Android 14」でも「scrcpy」は利用できるが、一部の機能が利用できなくなっているので注意。

  • --turn-screen-off:内部関数の削除により利用不能に(「Android Studio」にも影響しているようだ
  • --lock-video-orientation:いくつかの関数パラメーターが無視されるように。ウィンドウのローテーション(--rotation)は可能
  • --crop:いくつかの関数パラメーターが無視されるように

 いずれもAndroidの開発チームは報告済みだという。

ソフトウェア情報

「scrcpy」
【著作権者】
Genymobile
【対応OS】
Windows/Mac/Linux(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.2(23/11/02)