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老舗の解凍・圧縮ツール「LhaForge」が全面改修、実に19年ぶりのメジャー更新を果たす
「MIT」ライセンスで「GitHub」に。個人利用・商用を問わず無償
2024年9月26日 13:50
老舗のWindows専用解凍・圧縮ツール「LhaForge」が9月23日、v2.0.0にアップデートされた。v1.0の正式リリースは2005年10月とされており、実に19年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。
「LhaForge」は「統合アーカイバ・プロジェクト」から解凍・圧縮DLLを自動でダウンロードする仕組みが売りの1つだったが、新バージョンの「LhaForge2」はそれを廃止。外部DLLを用いず、解凍・圧縮エンジンを内蔵する形式に改められた。それにともない、ほぼすべてのソースコードを書き換える全面改修が行われているという。
「LhaForge2」の対応書庫ファイル形式は、以下の通り。解凍・圧縮・テスト(検査)が行える。
- zip
- tar
- gzip
- bz2
- zstandard
- lz4
- xz
- lzma
- 7z
加えて、以下のフォーマットの解凍・テストが可能だ。
- lzh
- zipx
- Microsoft Cabinet
- ISO9660 CD-ROM images
- rar
- arj
- cpio
- z(compress)
- uuencode
- bza/gza by bga32.dll
また、プロジェクトが「GitHub」でホストされるようになったのも大きな変更点だ。ソースコードも公開されており、「MIT」ライセンスで利用可能。個人利用・商用を問わず、無償で使える。バイナリは本バージョンより64bit専用となった。執筆時の最新版はv2.0.1で、新規インストール時に設定ファイル保存フォルダーを作成していなかった問題が修正されている。
使い方は従来通り、デスクトップショートカットファイルへドラッグ&ドロップする方法、エクスプローラーの右クリックメニューに登録して利用する方法、[送る]メニューを利用する方法、書庫ファイルに関連付けて起動する方法などが選べる。
なお、以下のフォーマットは非対応となったので注意したい。「Noah」の機能拡張スクリプトB2Eへの対応も終了している。
- 一部のCab形式
- yz1
- jak
- ish
- gca
- imp
- hki
- bel
- ace
ソフトウェア情報
- 「LhaForge2」
- 【著作権者】
- Claybird 氏
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.1(24/09/23)