ニュース

老舗の解凍・圧縮ツール「LhaForge」が全面改修、実に19年ぶりのメジャー更新を果たす

「MIT」ライセンスで「GitHub」に。個人利用・商用を問わず無償

「LhaForge2」v2.0.1

 老舗のWindows専用解凍・圧縮ツール「LhaForge」が9月23日、v2.0.0にアップデートされた。v1.0の正式リリースは2005年10月とされており、実に19年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 「LhaForge」は「統合アーカイバ・プロジェクト」から解凍・圧縮DLLを自動でダウンロードする仕組みが売りの1つだったが、新バージョンの「LhaForge2」はそれを廃止。外部DLLを用いず、解凍・圧縮エンジンを内蔵する形式に改められた。それにともない、ほぼすべてのソースコードを書き換える全面改修が行われているという。

 「LhaForge2」の対応書庫ファイル形式は、以下の通り。解凍・圧縮・テスト(検査)が行える。

  • zip
  • tar
  • gzip
  • bz2
  • zstandard
  • lz4
  • xz
  • lzma
  • 7z

 加えて、以下のフォーマットの解凍・テストが可能だ。

  • lzh
  • zipx
  • Microsoft Cabinet
  • ISO9660 CD-ROM images
  • rar
  • arj
  • cpio
  • z(compress)
  • uuencode
  • bza/gza by bga32.dll

 また、プロジェクトが「GitHub」でホストされるようになったのも大きな変更点だ。ソースコードも公開されており、「MIT」ライセンスで利用可能。個人利用・商用を問わず、無償で使える。バイナリは本バージョンより64bit専用となった。執筆時の最新版はv2.0.1で、新規インストール時に設定ファイル保存フォルダーを作成していなかった問題が修正されている。

 使い方は従来通り、デスクトップショートカットファイルへドラッグ&ドロップする方法、エクスプローラーの右クリックメニューに登録して利用する方法、[送る]メニューを利用する方法、書庫ファイルに関連付けて起動する方法などが選べる。

デスクトップショートカットファイルを作成し、書庫ファイルをドラッグ&ドロップ
解凍・圧縮・テストのほか、書庫ファイルの内容を閲覧するだけのモードも備える

 なお、以下のフォーマットは非対応となったので注意したい。「Noah」の機能拡張スクリプトB2Eへの対応も終了している。

  • 一部のCab形式
  • yz1
  • jak
  • ish
  • gca
  • imp
  • hki
  • bel
  • ace

ソフトウェア情報

「LhaForge2」
【著作権者】
Claybird 氏
【対応OS】
64bit版のWindows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.1(24/09/23)