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「Microsoft Teams」の「一般」チャネルをより分かりやすい名前に変更可能に

2024年9月の更新まとめが更新

 米Microsoftは9月30日(現地時間)、ビジネスコミュニケーションアプリ「Microsoft Teams」(デスクトップ・Web版)の2024年9月のアップデート内容を発表した。今月もチャットや会議機能に多くの改良が施されている。

チャットとコラボレーション

「一般」チャネルに名前の変更機能を追加

「一般」チャネルの名前を変更可能に

 チームの所有者として承認されたチームメンバーは、「一般」チャネルの名前をよりわかりやすいタイトルに変更できるようになった。新しいチームを作成するときは、チーム所有者が最初のチャネルに名前を付ける必要がある。

チャットの[共有]タブ

[共有]タブ

 1対1およびグループチャットに[共有]タブが導入された。[共有]タブは、従来の[ファイル]タブに代わるもの。チャットで送信されたファイルとリンクを統合し、全てを1カ所で簡単に見つけられるようにする。

画像処理の強化

共有した画像が占有するスペースを節約できるように

 メッセージ作成ボックスに画像を貼り付けると、他の画像と同じ行に表示されるようになり、画像が占有するスペースを節約できるようになった。また、画像がメッセージで共有されるとサイズとアスペクト比に基づいて画像を自動的に調整し、コンテンツの一部を隠すことなく表示できる。

会議

テキストチャットと音声の会話の情報を互いに補填

 Copilot in Teamsが、実際に会議で話された会話と、チャットで交わされた会話の両方を確認し、何が話し合われたか把握できるようになった。Copilotに会議で聞き逃した質問を、音声会話とチャットを総合して探してもらうといったことが可能。

Copilotをテナント・ユーザーごとに無効化可能に

会議オプションからCopilotを無効化

 IT管理者と会議の主催者は、Copilotの機能をテナントやユーザーごとに無効化できるようになった。IT管理者は[Teams Admin Center]でこの設定を変更可能。会議の主催者は、会議オプションからCopilotを無効化できる。Copilotを無効化すると会議中のCopilotの記録と文字起こしを使用できなくすることが可能。

会議の要約を自動的に「Microsoft Outlook」で共有

「Microsoft Outlook」で会議の要約を確認可能

 会議終了後、「Microsoft Outlook」のカレンダーで会議イベントを開くと、会議の概要を表示できるようになった。概要には、要約ページへのリンク、トランスクリプト、記録、メモ、共有ファイル、ホワイトボード、会議の詳細が含まれる。Teams Premium ライセンスまたは Copilot for Microsoft 365 ライセンスを持っている場合は、発言者数、言及された回数、AIによって生成されたタスク数などのハイライトも表示可能だ。

 このほか、Mesh機能などにも改良が施されている。