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「Microsoft Teams」がアップロード画像によるリアクションに対応、「Slack」でも人気

新しい「Teams」アプリ(Windows/Mac/Web)でテスト展開

「Microsoft Teams」でカスタム絵文字によるリアクションが可能に

 米Microsoftは7月11日(現地時間)、「Microsoft Teams」でカスタム絵文字とリアクションをサポートすると発表した。まずは「Teams Public Preview」または「Microsoft 365」のTargetedリリースメンバーで、かつ新しい「Teams」アプリ(Windows/Mac/Web)を利用しているユーザーに展開される。

 「Teams」でメッセージをやり取りしていると、わざわざメッセージに返信するまでもないが「読んだよ」「すごいね」「ありがとう」といった感情を表したいことがある。そのときにメッセージへUnicodeの絵文字を添えることができるのが「リアクション」機能だ。

現行のリアクション機能。メッセージへUnicodeの絵文字を添えることができる

 今回発表されたテストは、このリアクション機能でUnicodeの絵文字だけでなく、ユーザーがアップロードした画像ファイルをリアクションに使えるようにする。このカスタム絵文字によるリアクションは競合アプリ「Slack」でも人気で、「Teams」への実装を期待していたユーザーも少なくないだろう。既存のUnicode絵文字では表現しづらいことを伝えたり、所属する組織独自の文化を反映させた絵文字を使いたい場合に役立つ。

Unicodeにない絵文字や所属する組織独自の文化を反映させた絵文字をアップロードしてリアクションに

 「Teams」へカスタム絵文字をアップロードするには、絵文字ライブラリパネルの下部にあるツールバーで、輪郭が点線になった顔アイコンをクリックする。するとカスタム絵文字セクションに切り替わり、新規に画像をアップロードしたり、既存のアップロード画像を削除したり、リアクション絵文字として選べるようになる。カスタム絵文字をアップロードする際は、リアクションに利用した様子をプレビューしたり、わかりやすい名前を付けることも可能。あとで検索ボックスで探しやすい名前にしておくとよいだろう。

リアクションに利用した様子をプレビューしたり、はわかりやすい名前を付けることも

 アップロード可能なカスタム絵文字は、1テナントあたり最大5,000個まで。画像ファイルはJPEG、PNG、GIF形式が利用でき、正方形の小さな画像が推奨されている。ただし、現在のところAndroidアプリからはアップロードできないので注意したい。